この2ヵ月を振り返って【写真記事】

見に来てくださりありがとうございます。
今回は写真更新になります。

わが家の一員となったメルを保護したのは、これからますます暑くなる7月末のこと。気が付けば彼岸花も咲き終わり、いつの間にか季節が変わってしまいました。

この2ヵ月間でメルの猫生はガラッと変わりました。その過程を写真でぎゅぎゅっ!とまとめてみましたので、ご一緒にメルの変化を感じてもらえればと思います。

まずは野外生活をしていた頃のメル。お腹の中に虫を飼っていたところを見ると、カエルやバッタを食べて生きていたのだと思います。

置きフードを食べに通いだしてから少し毛並みが良くなった気がします。左に見えているのは捕獲器代わりのキャリーケース。警戒を解くために常に開けっ放しで、中にフードを置いていました。

そして捕獲後、母屋でのケージ生活が始まりました。

初めて病院に連れていかれ、毎日三度四度現れるニンゲンに目薬をさされ、ごはんをお腹いっぱい食べ、ウンチを一日2回も出す日々。(女の子なのにゴメン…)

このころのメル、シャーッとかウゥーッとかは言うけれど鳴き声は一言も発さず、声が出ないのでは?と心配になりました。
猫じゃらしを目の前で振ってもシャーッと威嚇して遊び方もわからないよう。

目薬のあとのご褒美ウェットフードも、目の前に素早く皿を置いて手を引っ込めないと爪出しパンチが飛んできました。

でも手に持った皿から直接食べるようになるまでは、そう時間はかかりませんでした。

さらには食べた直後なら、触ることもできるように!

ここまでで約3週間。まだ鳴き声も上げないし、おもちゃにも興味なし。

そして1ヵ月後、わが家へお引っ越し。ケージ暮らしは変わりませんが、取り巻く環境は大きく変わりました。

母屋では聞くことがなかったテレビの音、人の話し声、生活音、さまざまな家電製品の音。
そしてメルに興味津々のノア…。

わが家へ連れてきてからメルは鳴き声をあげるようになりました。ヒャーンという鈴の音のようなかわいい声でよく鳴きます。ちゃんと声が出てよかった!

猫じゃらしにもじゃれるようになってきました。前足で押さえ込みギリギリ音がするくらい強く噛んで、ノアにはない野性味を感じます。

いつも人の気配がする環境にも慣れてきたのか、1ヵ月半ほどたつとケージの中で寛ぐ姿も見せてくれるようになりました。
今まではケージを覗くと警戒態勢をとるか、トンネル爪とぎの中に隠れてしまうので、ほおづえをつくように顔を腕に乗せて寝る姿を見せてくれたのがとても嬉しく感じました。

そして最近一番嬉しかったこと。それはちゅーるが付いた指をなめてくれたことです!!

お皿に出したものしか食べなかったメル。指なんか出そうものなら爪パンチをお見舞いされていたのにすごい進歩です。

昨日、病院で目と便の検査をしてもらいました。
角膜潰瘍で浮腫ができていた右目は少し曇りが残りましたが炎症は消え、残っている目薬をさし終わったらひとまず治療は完了となりました!(完治後も潰瘍の元となった傷が白い点となって残る場合があるそうです)

便で見つかった虫卵も、2回の痛~い注射薬にも耐えた甲斐あって今回の検便で問題ナシをいただきました!

ほんとうにメルは治療をがんばってくれました。メルにとってはイヤなことするオバサン(私)にも少しづつ態度を柔らかくしてくれて、家猫修行もあと少しです。

幼い子猫でもなく、完全な大人猫でもない成長期に突然人と暮らすことになったメル。目を反らさずまっすぐ私を見つめるその目には全く隙がなく、これまで過酷な環境で生きてきたことがひしひしと伝わってきました。
それが私には大きな壁に見えて、正直ここまでくるのにもっと時間がかかると思っていました。

健康状態にもまだ不安はあります。ノアとの関係もこれからだと思います。ひとつひとつメルの気持ちに合わせて良い家族になっていきたいと思います。

猫じゃらしで頭を撫でると気持ちよさそうにしてくれます。

ちなみに昨日、病院から帰ってきたあと物陰に隠れたまま半日姿を見せてくれませんでした。まだまだこの程度の関係ですが、私もしぶといのでメル、覚悟しててね!

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