見に来てくださりありがとうございます。
前回のお話でメルを捕獲したのは、経過観察半年後の検査をするためでした。
***経緯をお話するので少し長くなります***
ことの始まりは今年4月、メルの咳が気になって病院へ連れて行くと、心臓と肺の辺りが炎症を起こして胸水が溜まっていると言われました。
見せてもらったレントゲン写真は全体に白っぽく、どこが心臓か肺か分からないような感じでした。
詳しく診断するには血液検査、胸水の細胞検査、CT画像での診断などがあるそうです。
CTはかかりつけの病院ではできないので別の病院を紹介すると言われ、遠い病院だとメルの体にさらに負担をかけてしまう心配もありました。
そこでひとまずメルに負担の少ない方法で診察と治療をすることになり、通常の血液検査と腫瘍マーカーの検査、抗生剤や抗菌薬・気管支拡張剤を処方してもらいました。
この気管支拡張剤(ネオフィリン)をメルが断固拒否するのでほとんど飲ませることができず、獣医さんに相談すると抗生剤と抗菌薬だけとりあえず続けるよう言われました。
薬を飲み始めてすぐメルの咳はピタリと止まり、3週間ほど飲み続けた後再度レントゲンを撮ると、白いモヤが前回より薄くなり、臓器のラインが少しわかる程度に改善されていました。
腫瘍の可能性も今のところは低いと言われ、張りつめていた気持ちがやっとここで緩みました。
炎症の原因が菌なのかウイルスなのかは、今回の検査だけではわかりません。
メルはFIV陽性なので、今後もこういった症状が身体のどこかで起こる可能性があります。
この場合の治療は対処療法しかありません。
かかりつけの獣医さんは腫瘍の可能性についても「絶対ない」とか「大丈夫」という言葉を決して口にしません。
不安な気持ちを払拭するために、安心できる言葉で断言してほしいと思うこともあります。
でも今ならわかります。
大事なのは気休めの言葉より、今後もメルの体調を私がしっかり見ていち早く異変に気付けるかということを。
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ご参考までにメルが咳をする様子を動画に撮ったものを掲載します。
獣医さんに説明するときに動画があると症状を伝えやすいです。
長くて1分くらいこのような咳が続き、それが一日数回起こっていました。
咳のあとはケロッとして、ごはんも普通に食べていました。
話が前後して申し訳ないですが、次回は先日受けてきた半年後検診の結果について描きます。
もうしばらくお付き合いいただけると幸いです。
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病院でいっぱい血を採られた後、看護師さんがひと言。
『メルちゃん、昔はアレだったけど…オトナになったね~』
どういう意味だろうね?笑
「ビジンになったってこと?」
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