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野良猫クロのお話、第二話です。
一話目はこちら。
野良猫が多い地域では飼い主のいない猫を去勢避妊手術して、地域猫として外で暮らしていけるように人がお世話する取り組みをされているところがあります。
私の住む近辺では野良猫を見かけること自体少なく、そういった取り組みもしていないためかクロは長年未去勢のまま、他の猫になわばりを奪われることもなく外での暮らしができていたのだろうと思います。
そんなクロと関わることになり、メルを保護したようにクロも保護すべきと考える私と、本当にそれがクロにとって一番良いことなのか、と疑問に思う私がいました。野生児メルと違い、クロはこの地でここに住む人たちと共存しながら生きてるように思えたのです。
厳しい冬を前にどうするか決められずにいた私には、少しでも暖かい寝床とごはんと白湯を用意するしかできませんでした。
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クロには友だちもいました。
かなりの年齢差だと思うのですが、キジ白ちゃんとは仲が良かったのです。
クロが食べ終わるのを仁王立ちで待つキジ白ちゃん。
次回クロの話、最終話です。
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